エクセルで、空白ページが印刷される

こんにちは、市民パソコン教室北九州小倉校の篠原です。
今日は、エクセルで、空白ページが印刷される時の対応方法です。


 この操作は、マイクロソフトOfficeのエクセル2013で行います。

空白ページが印刷される原因

 エクセルで、印刷をしているときに、何もないページがいつも印刷されることってないですか?

 これはエクセルの設定や見えないデータなどがセルやシートに入力されている可能性があります。

 このような場合は、見た目ではわかりにくいものですので、緊急回避する場合は、印刷範囲を指定して、対応しましょう。

  • 図1 (印刷範囲を指定して空白ページを印刷されないようにする)
  • 1-1 書式設定ダイアログボックスで印刷範囲の設定を行います。
     詳しくは、印刷範囲を設定するを参考にしてください。つまり、不要なページを印刷範囲に入れなければいいわけです。
    エクセルで、空白ページが印刷される:印刷範囲設定で空白ページを印刷しない

  • 図2 (印刷範囲の中にエラー値のセルを空白にする設定がされている)
  • 2-1 私はあまり使いませんが、印刷設定時に、セルのエラーを<空白>で印刷する設定にしている場合があります。
     この場合は、画面上には、セルのエラー値が表示されているのに、印刷してみたら、空白のページになっていたということになります。気が付けば「なぁんだ」といことですが、知らなければ、見つけようもないですよね。
    エクセルで、空白ページが印刷される:セルのエラーを空白で印刷

  • 図3 (印刷範囲の中のセルに<空白>が入力されている場合)

 印刷範囲にあるセルに<空白>が入力されていると、空白ページが印刷されることがあります。また、関数の計算結果として<空白>になるような場合もこれに該当します。
 例として、セルのデータを消去する際に、「DELETE」キーでデータを削除するのではなく、「SPACE<空白>」を入力してしまうことがあります。
 関数の結果として空白にしている場合は、結果を別の目立たない文字にする対応をとれば改善されるでしょう。

  • 3-1 空白が入力されている場合は、検索範囲を選択して、「ジャンプ(Ctrl+G)」、「セル選択」の機能を使って<空白>の検索をして不要な<空白>を削除しましょう。ただし、この方法の欠点は、検索する範囲が文字列ばかりの範囲だと効果がありません。
    範囲内の空白セルを一括して選択するを参考にしてください。
    エクセルで、空白ページが印刷される:空白文字が入力されている

  • 図4 (印刷範囲の中の図形がある場合)

 印刷範囲内に図形がある場合も、空白ページが印刷されててします場合があります。

 どの場合も見た目がかかわっていますが、図形も同様なことが言えます。印刷範囲内に白い図形や、細い薄い線などが残骸として(消したつもり)残っている場合がこれにあたるでしょう。

 このような図形(オブジェクト)を目視で見つけるのは難しいことです。

  • 4-1 図3で使った「ジャンプ(Ctrl+G)」「セル選択」で効率良く探して不要な図形を削除しましょう。
    エクセルで、空白ページが印刷される:不要な図形の削除

  • 図5 (印刷範囲の中のセルの書式設定で表示されないセルがある場合)
  • 5-1 この場合は、すごくわかりにくいですねぇ。書式設定なんかあまり気にしないでしょうから。まして空白になるように設定していることなんか気づきにくいですよね。同じように、表示文字を「白」なんかにしていると同じようなことが起きます。
     この場合は、書式を文字列が表示されるように修正したり、文字色を黒にするなどの変更をしましょう。
    エクセルで、空白ページが印刷される:書式設定で空白セルになる

 以上で、エクセルで、空白ページが印刷される時の対応方法は終わりです。




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ブログのお題拝借
Tag: エクセル 空白ページ 範囲設定 文字色が白、セルの書式設定 オブジェクトの残骸 空白文字 SPACEの入力 印刷設定 エラー値を空白で印刷 計算結果が空白

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