タスクスケジューラを使いEXCELのBOOKを自動で開き、マクロを自動実行する

こんにちは、 篠原です。


 今回は、タスクスケジューラを使いEXCELのBOOKを自動で開きマクロを自動実行する方法です。
  定期定期に実行したい操作を指定した日時に自動的に実行してくれる便利な機能です。
 今回は、EXCELのBOOKを開く方法ですが、他のプログラムでも可能でしょうから、ここをご覧になった方は、いろいろ試してみるのもよろしいかと思います。

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ちょっとひとり言

2014/10/29(PM11:00)2014/9/13、19:10に予約したsoftbankのiPhone6Plus64GBスペースグレイがまだ入荷していません。
2週間程前にショップに確認に行ったところ、私の前に2人待っている方がいるとのこと、そして、iPhone6Plusはほとんど入荷していないとの話も。softbankさんどうなっているんですかねぇ。この機種は非常に入手困難になっている模様。
何か大きく予想が食い違っていたのですかねぇ?
 これを書いている今日もまだ、入荷の連絡はありません。更に気長に待つことにします。


 この操作はWindows8.1 UpgradeとEXCEL2013を使用してで操作します。

「タスクスケジューラ」を使ってちょっと便利に定期自動実行処理。



 今回は、タスクスケジューラを使って、EXCELのBOOKを自動的に開き、マクロを自動実行させる方法にチャレンジします。
というのも、必要に迫られ、ネットで方法を検索してみたのですが、どうも的を得た情報が見つかりませんでした。
ならばと、テストしてみました。うまく使えたので、記録に残しておきます。

  • 1-1 コントロールパネルを開く。
     「システムとセキュリティー」グループをクリックする。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-2 「管理ツール」「タスクのスケジュール」をクリックする。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-3 「タスクスケジューラー」のウィンドウが開きます。
     「基本タスクの作成...」をクリックします。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-4 「基本タスクの作成ウィザード」ダイアログボックスが開きます。
     「名前」:タスクの名前を入力します。
     「説明」:タスクの内容に応じて後でわかるようにタスクの説明を記入しておきます。
     「次へ」ボタンをクリックします。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-5 「基本タスクの作成ウィザード」の「タスクトリガー」ダイアログボックスが開きます。
     ここでは、タスクを自動的に実行したいときのトリガー(きっかけ)になる条件を指定します。
     日時やコンピュータの状態などを選ぶことが出来ます。
     「次へ」ボタンをクリックします。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-6 「基本タスクの作成ウィザード」の「毎日」ダイアログボックスが開きます。
     図1-5の選択により以降で指定できる条件が変わってきます。今回は「毎日」を選択しました。
     「開始日時」:タスクスケジュールを開始する日時を指定します。スケジュールは、この指定日から開始されます。
     「間隔」:タスクスケジュールの実行間隔を指定します。ここでは「毎日」なので「1」を指定しています。1日おきであれば「2」と入力すれば良いことになります。
     「次へ」ボタンをクリックします。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-7 「基本タスクの作成ウィザード」の「操作」ダイアログボックスが開きます。
     「操作」:タスクスケジュールで実行される動作を選択します。ここでは、プログラムを選択します。これで、後で設定するプログラムを自動的に起動することが出来ます。
     「メール」はメールを送信する設定をし「メッセージ」スケジュール時にデスクトップ上に指定したメッセージを表示することが出来ます。
     「次へ」ボタンをクリックします。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-8 「基本タスクの作成ウィザード」の「プログラムの開始」ダイアログボックスが開きます。
     「プログラム/スクリプト」:タスクスケジュールで自動起動したいプログラムを「参照」ボタンをクリックし指定します。
     もし、スタート画面にEXCELを登録しているのならば、「スタート画面」から「EXCEL」のタイルを右クリックし「ファイルの場所を開く」をクリックすると、エクスプローラーが開きファイルの場所が表示されるので、アドレスバーをコピーして、参照ボタンでクリックした開いたファイルの選択画面のアドレスバーに貼り付けることで簡単に参照先を指定することが出来ます。
     
      EXCEL2013の場合(他のEXCELは未確認)の注意なのですが、私の環境では、ここでBOOK名を指定するとうまくBOOKを開けず、EXCELの空の画面(ワークシートが表示されていない状態)が開くばかりで、なぜが原因はわかりませんが、指定したBOOKを開けませんでした。
     次に「引数の追加オプション」に、EXCELで開きたいBOOK名をフルパスで指定します。
     「次へ」ボタンをクリックします。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-9 「基本タスクの作成ウィザード」の要約ダイアログボックスが開きます。
     これまでに指定した内容が表示されます。
     「完了」をクリックしたときに、このタスクの[プロパティ]ダイアログを開くにチェックを付けます。この指定は、してもしなくても後のスケジュールには影響ありません。
     「完了」ボタンをクリックします。
     以上でタスクスケジュールの設定は完了です。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 1-10 タスクの「プロパティ」ダイアログボックスが開きます。
     ここでは、これまでのウィザードで指定されなかった細かな設定が出来るようになっています。
     今回は、この内容については省略します。プロパティの参考画面を載せておきます。
     「OK」ボタンをクリックして閉じます。
     タスクのプロパティ(全般)
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:タスクのプロパティ(全般)
     タスクのプロパティ(トリガー)
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:タスクのプロパティ(トリガー)
     タスクのプロパティ(操作)
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:タスクのプロパティ(操作)
     タスクのプロパティ(条件)
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:タスクのプロパティ(条件)
     タスクのプロパティ(設定)
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:タスクのプロパティ(設定)
     タスクのプロパティ(履歴(無効))
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:タスクのプロパティ(履歴(無効))



作成したタスクスケジュールを実行する


  • 2-1 左側のツリーの「タスクスケジュールライブラリ」をクリックします。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:タスクスケジュール一覧表示

  • 2-2 すると、中央部分にタスクスケジュールの一覧と選択されているタスクのプロパティ(参照)が表示されます。
     ここで、作成したタスクスケジュールを実行するには、実行したいタスクを右クリックして「実行する」を選択するか、
     画面右の操作項目の「選択した項目」グループから「実行」をクリックすることで実行するか、「操作」メニューから「実行」を選択することで動作確認をすることが出来ます。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:スケジュールの実行
  • 2-3 自動起動されたEXCELのBOOKに自動実行マクロを設定しておくと、これで、自動起動されたEXCELのマクロが自動的に実行れ、定期的な処理が実現できます。下の例は、Auto_Openサブプロシージャを作ってそこで、EXCEL起動時に実行したいマクロを指定しています。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:Auto_Openプロシージャ



作成したタスクスケジュールを変更する


  • 3-1 作成したタスクスケジュールを変更するには、変更したいタスクスケジュールをクリックしメニューから「プロパティ」を選択します。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 3-2 「プロパティ」ダイアログボックスが開き、スケジュールの内容を変更することが出来るようになります。
     参考画面を掲載しておきます。
     タスクの全般のプロパティ
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:
     タスクのトリガーの編集
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:
     タスクの操作の編集
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:



作成したタスクスケジュールを削除する


  • 4-1 削除したいタスクスケジュールを右クリックします。
     メニューから「削除」をクリックします。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:

  • 4-2 削除確認のダイアログボックスが表示されるので「はい」をクリックします。
     これで、タスクスケジュールは削除されます。
    タスクスケジューラでEXCELのBookを起動する:




     いかがでしたか?定期的に実行する作業の、ちょっとした手間を省くことが出来るようになりますので、活用してみてください。




    ブログのお題拝借?
    Tag: Windows8.1 EXCEL タスクスケジュール 定型業務の手間を省く 管理ツール EXCELの自動実行 Auto_openプロシージャ

    コメント

    • これって

      cmd /c "ファイルパス"の方が良いのでは?


    • ご意見ありがとうございます

      なるほど。簡素にできますね。
      試してみました。
      (タスク操作)図3-2(3番目の図)
      プログラム/スクリプトに「cmd」と入力
      引数の追加(オプション)に「/C ファイルのパス」
      で実行できました。

      私の環境では、DOC窓がEXCELが起動中は裏で表示されたままになっていました。
      EXCELを終了するとDOS窓は自動で閉じてくれます

      (cmdヘルプより 
         /cスイッチ:cmd /c ”文字列” :文字列に指定されたコマンドを実行した後、終了します)
      勉強になりました。ありがとうございます。



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