セルのロックとシート保護
こんにちは、 篠原です。
今日は、セルのロックとシート保護についてです。
きれいに作った表は、セルのロックとシート保護で守る
セルのロックは、計算式の保護や、入力を抑制することに役立ちます。
せっかく作った計算式を定数など、気付かないまま思わぬ入力を受けて、セルの内容を消されてしまわないために有効です。
シート保護は、ひな形として作った入力様式などのレイアウトの保護に有効です。既定の列の幅を変えたり、行の追加をしたりといったことを防ぐことができます。
セルのロックとシートの保護はペアで使用します。
では、設定をやってみましょう。
シートロックの方法は
セルのロックは、デフォルトではすべて「ロック」がONの状態になっています。この状態でシート保護をすると、全てのセルで入力が出来なくなってしまいます。
そこでまず先に、
図1-1 全てのセルを選択します。
図1-2 「ホーム」タブをクリックします。
図1-3「書式」ボタンをクリックします。
図1-4 書式メニューから「セルのロック」をクリックします。これで、全てのセルのロックがOFFになります。
図2-1 次に、セルのロックをONしたいセルを選択します。図1-2、図1-3、図1-4を繰り返せば、必要なセルだけにロックをONにできます。この設定では、同じセルに対して「セルのロック」をクリックする度に、セルロックが「ON」と「OFF」に切り替わります。
図3-1 セルのロックの「ON」「OFF」は、セルの書式設定からも出来ます。選択されているセルで右クリックします。
図3-2 メニューから「セルの書式設定」をクリックします。
図4-1 「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されます。
図4-2 「保護」タブを選択し、「ロック」チェックボックスを「ON」にします。「表示しない」チェックボックスを「ON」にすると、セルに入力された値や計算式を数式バーでは非表示にすることができます。
図4-3 「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
ここまでで、セルのロック「ON」「OFF」は終わりです。
セルのロックの効果を利用する
セルのロックの効果を出すためには、「シートの保護」の設定を行わなければなりません。
では、その方法です。
図5-1 「校閲」タブをクリックします
図5-2 「シートの保護」ボタンをクリックします。
図6-1 「シートの保護」ダイアログボックスが出ますので、「シートとロックされたセルの内容を保護する」にチェックがついていることを確認します。
図6-2 パスワードを設定する場合は、パスワードを入力します。
図6-3 次に「このシートのすべてのユーザーに許可する操作」の各チェックボックスに必要なものだけチェックをします。
図6-4 「OK」をクリックします。
図7-1 パスワードを設定した場合は、パスワードの確認ダイアログが表示されますので、確認のためもう一度同じパスワードを入力します。
図8-1 ここで、「シートの保護」ボタンを見ると「シートの保護解除」と変わっています。「リートの保護」を解除するときは、このボタンをクリックすれば、シートの保護が解除されます。
図9-1 パスワードを設定していた場合は、ここでパスワードの入力を求められます。
図10-1 セルにロックがかかって、シート保護が有効な場合は、ロックのかかったセルに入力をしようとした場合は、注意メッセージが表示されます。
以上で、セルのロックとシート保護の説明は終わりです。
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