見えているセルだけ一括して選択する

こんにちは、市民パソコン教室北九州小倉校の篠原です。


今日は、Excel2010で見えているセル(可視セル)だけを一括して選択する方法です。

見えているセルだけを選択する

 フィルターや小計の機能を使っているときに、非表示になっているセルを範囲選択して、不要なセルも選択してしまって、失敗したことはありませんか。
 これから説明する機能を使えば、そんなことも回避できます。
 サンプル表は下図のようになています。これは、小計の機能を使用して、Key毎に小計を出している表です。
 では、セルの選択を実行して見ましょう。


セル選択:サンプル画面


図1-1 フィルターを使って、セルが非表示なる例を作ってみます。これは、keyが1のみ表示するようにフィルターをかけています。8行目から31行目がフィルター機能で非表示になっています。


セル選択:セルの選択


図2-1 図のように、A7:C32を選択して見ます。


セル選択:セルを選択


図2-2 フィルターを解除すると、図2-1で選択した範囲が全て選択されています。これでは今回の目的に達していませんね。


セル選択:選択範囲が全て選択されている


では、次に、もう一度、図1-1の様にフィルターをかけてみます。
図3-1 「ホーム」タブをクリックします。
図3-2 「検索と選択」ボタンをクリックします
図3-3 「ジャンプ」をクリックします。


セル選択:検索と選択でジャンプを選択


図4-1 「ジャンプ」ダイアログボックスが表示されますので、「セル選択」ボタンをクリックします。


セル選択:ジャンプダイアログでセル選択


図5-1 「選択オプション」ダイアログボックスが表示されますので、「可視セル」ラジオボタンをクリックします。
図5-2 「OK」ボタンをクリックします。


セル選択:選択オプションで可視セルを選ぶ


図6-1 可視セルが選択されました。見た目が少し変わったのが分かるでしょうか。7行目と32行目の間に白い線が入ったようになっています。


セル選択:可視セルだけが選択された


図7-1 フィルターを解除して見ます。どうですか、先ほどまで見えていたセルだけが選択された状態になっています。


セル選択:可視セル選択の実行結果


図8-1 もうひとつ例を。小計の機能を使っているので、ワークシートの左側に、1,2,3とグループのボタンが表示されています。この「2」をクリックすると、小計行だけが表示されます。


セル選択:小計機能の合計行のみ表示


図3-1から図5-2までを同じように実行します。
図9-1 可視セルが選択された状態になります。


セル選択:セル選択の可視セルのみ選択


図10-1 ワークシートの左側のグループのボタン「3」をクリックすると、グループが展開され、図のように、先ほどまで見えていたセルのみが選択されているのが分かります。


セル選択:サンプル画面


 いかがでしたか、このセル選択の機能は、とても便利だと思います。しっかり覚えましょうね。

これで、可視セルの選択の説明は終わりです。





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