条件付き書式で一行おきにセルの背景色を付ける

こんにちは、市民パソコン教室北九州小倉校の篠原です。


今日は、Excel2010で条件付き書式を使って、一行おきにセルの背景色を付ける方法です。

条件付き書式で、セルの指定範囲に縞模様を付けてみる

 条件付き書式を使った、小技です。

 普通に、書式設定で縞模様になるようにセルの背景色を付けた場合、行や列を挿入すると、縞模様のパターンがくずれてしまいます。これを避けるために数式を使って条件付き書式を設定して見ます。
 使う関数は

  • MOD(引数1,引数2):剰余を求めます
    • 引数1:割られる数
    • 引数2:割る数
  • ROW():参照しているセルが何行目かを求めます
    • 引数はありません

の二つの関数です。

 では、条件付き書式を設定しましょう。
図1-1 条件付き書式を設定する範囲を選択します。
図1-2 「ホーム」タブをクリックします。
図1-3 「条件付き書式」ボタンをクリックします。
図1-4 「新しいルール」を選択します。


条件付き書式:新しいルール


図2-1 「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されますので、「数式を使用して、書式を設定するセルを決定」をクリックします。
図2-2 条件式を入力します。
図2-2 条件付き書式の条件は以下の様に書きます

=MOD(ROW(),$A$1)=0

 この式の意味は、

 書式を設定しようとするセルの行番号「ROW()」を、$A$1のセルの値で割った余り「MOD」が「ゼロ」つまり、この場合は2を設定していますので、偶数の場合、セルに書式を設定するということです。
 ここで、$A$1セルの内容を変更することで、縞模様の間隔が変わります。

図2-3 「書式」ボタンをクリックします。


条件付き書式:書式条件の設定

図3-1 「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されますので、「塗りつぶし」タブをクリックします。
図3-2 色を選択します。
図3-3 「OK」ボタンをクリックします。図2の「新しい書式ルール」ダイアログボックスの戻ります。
図2-4 「OK」ボタンをクリックします。


条件付き書式:セルの書式設定

図4-1 縞模様が、一行おき(偶数行)に設定されました。


条件付き書式の設定結果

図5-1 図の例は、右側半分の部分の青色セルの背景色は、通常のセルの書式を設定したものですが、セルを挿入すると、セルの縞模様が崩れてしまっています。これではかっこ悪いですよね。


条件付き書式:普通の書式設定が壊れる例

 それでは、条件付き書式を使って、一行おきにセルの背景色を付ける方法は終わりです。





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