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ワードで書式や特殊文字で検索と置換

こんにちは、市民パソコン教室北九州小倉校の篠原です。


今日は、Wordで検索の方法で、書式や特殊文字による検索や置換の方法です。

書式(文字の色)を使って文字列を検索する。

 書式を使って文字列を検索するって、何かピンときませんよね。
 どういう事かというと、文字列の太さやアンダーライン、色やフォントなどで文字列を検索することが出来る、つまり文字そのものではないところで検索が出来てしまうわけです。

 では、早速検索して見ましょう。

 検索の最初の手順は、ワードで検索と置換をしてみるを参考にしてください。

 今回の検索する文字列は、「文字色が赤」を検索してみます。

図1-1 サンプル文書の中に文字の色を赤く設定した部分があります。これが選択されれば検索成功です。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索

図2-1 「検索と置換」ダイアログボックスが表示されますので、「検索する文字列」は空欄のままにします。
図2-2 「検索オプション」グループのチェックは全て外します。
図2-3 「検索」グループの「書式」ボタンから「フォント...」を選択します。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:検索と置換

図3-1 「検索する文字列」ダイアログボックスが表示されます。
図3-2 「フォント」タブをクリックします。
図3-3 「全ての文字列」グループのフォントの色を「赤」に設定します。
図3-4 「OK」ボタンをクリックします。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:検索する文字列

図4-1 「検索と置換」ダイアログボックスに戻ります。
図4-2 「検索する文字列」の下の行に、書式:フォントの色:赤と表示されています。
図4-3 「検索する場所」ボタンから「メイン文書」を選択します。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:検索の実行

図5-1 文字色が「赤」の文字列だけが選択されました。
ここで、置換機能を利用して、文字色を別の色に置き換えることが出来ます。「置換」タブをクリックして、「置換後の文字列」のボックスにカーソルを置き、検索のときと同様に「検索と置換」ダイアログボックスを表示させ、置き換え後の文字色を指定し、置き換えを実行すれば、文字色を置き換えることが出来ます。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:書式で検索

フォントの種類で検索する

 書式を設定する前に、前に設定した書式の条件をクリアします。
図6-1 「検索と置換」ダイアログボックスを表示します。
図6-2 「書式の削除」ボタンをクリックします。図4-2で見た書式:フォントの色:赤がクリアされます。

 では、「MS ゴシック」で検索を試してみましょう。
図6-3 「検索する文字列」は空欄のままにします。
図6-4 「検索オプション」グループのチェックは全て外します。
図6-5 「検索」グループの「書式」ボタンから「フォント...」を選択します。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:フォントで検索

図7-1 「検索する文字」ダイアログボックスが表示されますので、「フォント」タブをクリックします。
図7-2 「日本語用のフォント」ドロップダウンリストボックスから「MS ゴシック」を選択するか入力します
図7-3 「OK」ボタンをクリックします。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:フォントで検索

図8-1 「検索と置換」ダイアログボックスに戻ります。
図8-2 「検索する文字列」の下の行に、書式:フォント:(日)MS ゴシックと表示されています。
図8-3 「検索する場所」ボタンから「メイン文書」を選択します。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:フォントで検索

図9-1 フォントが「MS ゴシック」の文字列だけが選択されました。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:フォントで検索

ここまで紹介してきた書式による検索は、複数の条件を指定した場合は、AND条件として認識されます。

特殊な文字を検索する

 段落記号(改行)を検索して見ましょう。
 この段落記号(改行文字)はキーボードから検索する文字列に「ENTER」キーを押せば入力できる文字列ではありません。
 指定の仕方は、2通りあります。簡単な方法は、あらかじめ準備されたリストから選択していく方法です。もう一つの方法は、特殊文字として決められている文字列の組み合わせを、キーボードから入力していく方法です。前者の方が覚えなくていいから簡単ですね。ここでは、前者の方法で特殊文字を指定します。
 では、指定して見ましょう。
図10-1 サンプルの様に、改行された文書があります。今回検索する範囲は、選択された範囲とします。
図10-2 「ホーム」タブ、「編集」グループ、「検索」ボタンから「高度な検索」を選択します。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:特殊文字検索

図11-1 「検索と置換」ダイアログボックスを表示します。
図11-2 「検索オプション」グループのチェックは全て外します。
図11-3 「特殊文字」ボタンをクリックします。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:特殊文字検索

図12-1 「特殊文字」の選択リストが表示されます。
図12-2 「段落記号」を選択します。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:特殊文字検索

図13-1 「検索する文字列」に「^p」という文字が自動的に入力されています。この文字列が、検索するときに「段落記号(改行文字)」として検索されます。
図13-2 「検索する場所」ボタンから「現在の選択」を選択します。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:特殊文字検索

図14-1 段落記号だけが選択されました。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:特殊文字検索

図15-1 これを、置換を使って、「置き換え後の文字列」に何も指定せずに置換を実行すると、改行文字を取り除くことが出来ます。これは、不要な改行文字を取り除く場合に有用です。
図15-2 置き換えの場合は、全て置き換えは選ばずに、一つずつ行うようにしましょう。全て置き換えを選んでしまうと、文書全体が置き換え対象となっていまいますので、文書全ての段落記号が除かれてしまいます。注意してくださいね。
ワードで検索:特殊文字と書式で検索:特殊文字検索と置換



 以上で、ワードの検索で、文字の書式や特殊文字の検索の仕方は終わりです。
色々とワードでの文字列の検索を試してみました。かなり複雑な検索が出来ましたね。たとえば、EXCELなどでは出来ない検索でも、いったん、EXCELのデータをワードにコピーして検索や置き換えを実行した後、またEXCELに戻し活用するようなことも可能です。便利に使いましょうね。


ワードで検索:ワードで検索と置換をしてみる
ワードで検索:ワードであいまい検索と置換
ワードで検索:ワードでワイルドカードで検索と置換
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