エクセルのフィルター(テキスト)を使う

こんにちは、市民パソコン教室北九州小倉校の篠原です。


今日は、エクセルのフィルター(テキスト)を使う。


フィルター(日付)、フィルター(数値)の使い方は別に解説をしました。今回は、テキストのフィルターです。


この操作は、マイクロソフトOfficeのエクセル2013を使用します。


 今回は、フィルターの練習が出来るように、サンプルデータを置いておきますので、ここからダウンロードしてご使用ください。

文字列にフィルターをかける

「始まる」「含む」のフィルター

  • 図1-1 まず、フィルターを適用したい表の中にカーソルを置きます。例の図ではC2を選択します(カーソルの位置は、フィルターを適用する表の中であればどこでもOKです)。
  • 図1-2 「データ」タブをクリックし、「並べ替えとフィルター」グループの「フィルタ」をクリックします。
  • 図1-3 表の先頭行のタイトルの右横に▼マークが表示されます。
    エクセルのフィルター(テキスト)を使う:フィルターの準備

  • 図2-1 文字のフィルターを確認して見ます。「商品」の右横▼マークをクリックします。
  • 図2-2 選択された列に有る商品のデータに関する情報が表示されています。例では、商品の全ての名称が表示されています。
  • 図2-3 「テキストフィルター(F)」をクリックします。
  • 図2-4 フィルターメニューが表示され「等しい」、「等しくない」、「始まる」、「終わる」、「含む」、「含まない」、という既定のフィルターが準備されています。
  • 図2-5 ここで、商品名称で「始まる」と「含む」の2条件を指定して見ます。「商品」の右横▼マークをクリックし「テキストフィルター(F)」を選択し、「指定の値で始まる」をクリックします。
    エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルターを指定する

  • 図3-1 「オートフィルターオプション」ダイアログボックスが表示されます。
     「抽出条件の指定」の「商品」のテキストボックスに以下のように入力します。
    • 「い」で「始まる」
    • 「OR」を選択
    • 「い」を「含む」
  • 図3-2 「OK」ボタンをクリックします。
    この条件の意味は、
    • 商品名称が「い」という文字で始まるもの
    • または
    • 商品名称が「い」という文字を含むもの
      ということになります。
      ここでフィルター条件に一致するものは次の図の様になります。
      エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルタで複数条件を指定する

  • 図4-1 フィルターを指定した項目の右横には漏斗のマークが表示され、結果が表示されます。
     図3による条件の結果は、「いちご」と「しいたけ」です。
     「いちご」は「い」で始まる条件に一致した結果です。
     「しいたけ」は「い」を「含む」の条件に一致した結果です。
     指定した二つの条件を「OR」という「どちらか一方の条件が一致した場合に条件が成立する」ことを指定していますので、どちらかの条件に一致した二種類の商品名称の商品が表示されることになったわけです。
    エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルイー複数条件の結果



「終わる」のフィルター

  • 図5-1 次に「終わる」という条件のフィルターを実行します。終わるということは、文字列の最後に一致する条件のフィルターです。例では、「ご」としています。(この例では条件の文字は一文字にしましたが、文字数は任意の文字列でもOKです)
    エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルター「終わる」条件

  • 図6-1 フィルターの結果として「いちご」が表示されています。確かに、最後の文字が「ご」ですね。
    エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルター「終わる」条件の結果



ワイルドカードを使ったフィルター(任意の文字を指定する)

  • 図7-1 次は少し複雑な条件を指定して見ます。「ユーザー設定フィルター」を設定します。
    エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルター「ユーザー設定」条件

  • 図8-1 「オートフィルターオプション」ダイアログボックスの「抽出条件」の「商品」テキストボックスに以下の様に入力して「OK」ボタンをクリックしてください。
    • 「?い*」と「等しい」
      この指定の意味は、2文字目に「い」という文字を含んだ商品ということを表しています。
    • 「?」は任意の一文字
    • 「い」は「い」という文字
    • 「*」は任意の文字列
      エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルター「ユーザー設定でワイルドカード」条件

  • 図9-1 図8-1の結果です。この表には、2文字目に「い」という文字を含むものは、「しいたけ」だけとなり、そのデータの一覧が表示されています。
    エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルター「ユーザー設定でワイルドカード」条件の結果

ワイルドカードを使ったフィルター(文字数を指定する)

  • 図10-1 次は、文字数を指定する場合の方法です。「オートフィルターオプション」の入力例を見てみます。
    「オートフィルターオプション」ダイアログボックスの「抽出条件」の「商品」テキストボックスに以下の様に入力して「OK」ボタンをクリックしてください。
    • 「???」は図8-1で説明していますが、?マークは任意の一文字を表します。したがって「???」と指定することによって、任意の3文字と言うことになります。
      エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルター「ユーザー設定でワイルドカード」条件?マークを使う

  • 図11-1 図10-1のフィルターの結果です。文字の内容ではなく、文字数が3文字の商品が三種類表示されています。
    エクセルのフィルター(テキスト)を使う:テキストフィルター「ユーザー設定でワイルドカード」条件?マークの結果




     図8と図10で紹介した「?」「*」はワイルドカードと言って、文字列の検索をする場合によく使われます。上手に使えば、複雑なルールになっている文字列も探すことが出来るので、是非覚えて活用してください。


     フィルターの解除方法はエクセルのフィルター(日付)を使うをご参照ください。

 フィルター(日付)についてはエクセルのフィルター(日付)を使うをご参照ください。

 フィルター(数値)についてはエクセルのフィルター(数値)を使うをご参照ください。

 以上で、エクセルのフィルター(テキスト)を使うは終わりです。




市民パソコン教室北九州小倉校の「パソコン無料相談」も見てね。

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