漢字の異字体入力について

こんにちは、市民パソコン教室北九州小倉校の篠原です。


今日は、漢字の異字体入力についてです。


この操作は、ワード2010で行います。

異字体の入力

 人名に使われる漢字に異字体の例を見ることが出来ます。たとえば、「高」と「高」はよくある例ではないでしょうか。他にも「辺」「辺」もそうでしょう。
 こうした文字は、カナ漢字変換できるものもありますが、字体によっては現状のシステムでは、外字を作成しないと対応できないものもあります。

 その中で、Windows8のIMEパッドを使うと解決できる問題があります。
   
その例を示します。

  • 図1-1 通知領域のIMEオプションを右クリックし、IMEパッドを表示します。
    IPAフォント異字体を入力:IMEオプション

  • 図2-1 例えば、「辺」という漢字の別の字体(異字体)「邉」を入力して見ます。
     「手書き」入力を選びます。
  • 図2-2 手書き枠に文字を描きます。
  • 図2-3 「認識」ボタンをクリックします。
  • 図2-4 見つかった漢字の上で右クリックします。
  • 図2-5 「異字体の挿入」の上にマウスポインターを置くと、異字体の候補が表示されます。入力したい文字をクリックします。
     選択した文字がカーソル位置に入力されますので、Enterを押して確定します。
    IPAフォント異字体を入力:IMEパッドで異字体入力

 異字体について検索をしていたら、以下のサイトを見つけました。

■独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

http://mojikiban.ipa.go.jp/index.html



 ここで紹介されているフォントは、たくさん異字体を収録しているフォントが配布されています。住民基本台帳のような微妙な漢字表現が必要なものに使用することを目的に、開発されているようです。

 興味のある方は、ご覧になってください。



 ここからダウンロードしたフォントをインストールして、対応ソフトをインストールすると、収録されている漢字を表示することが出来るようになります。
 対応ソフトは、Office 2007 / 2010が対応しています。以下を参照して、AddInをインストールするとフォントが使用できるようになります。

  • 図3-1 図はWord2010でアドインをインストールして入力をしている例です。このアドインは、EXCEL、WORD、POERPOINTで使用できます。
    IPAフォント異字体を入力:アドインの実行

■対応ソフトの情報

http://mojikiban.ipa.go.jp/ivsoptimized.html
http://ivsaddin.codeplex.com/

■参考:「常用漢字表」(平成22年内閣告示第2号)
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/kokujikunrei_h221130.html

 以上で、漢字の異字体入力については終わりです。




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ブログのお題拝借
Tag: Office2010 異字体 IME フォント

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