Wordの表でセルの大きさや文字の配置を設定する
こんにちは、 篠原です。
今日は、Word2010で表のレイアウトについてです。
Wordで表を挿入しただけでは、Excelの初期画面の表と変わらない縦と横に線があるだけの表です。
ここでは、
- セルのサイズ(数値指定)
- セルの配置
の操作をしてみます。
表の行の高さ、列の幅を変える
セルのサイズを数値で指定する
図1-1 表ツールの「レイアウト」タブをクリックします。
図1-2 行の高さを調整する場合は、「セルのサイズ」グループの[高さ」のテキストボックスに数字を入力するか、テキストボックス横のスピンボタンをクリックして、数値を増減させます。
カーソルのある行の高さが変更されます。
図1-3 列の幅を調整する場合は、「セルのサイズ」グループの[幅」のテキストボックスに数字を入力するか、テキストボックス横のスピンボタンをクリックして、数値を増減させます。
カーソルのある列の幅さが変更されます。
全体の表の高さや幅が制限されるときなどは、数字がはっきり分るので目安として、調整しやすいですね。
セルの高さや幅を自動で調整する。
- 高さを揃える
- 幅を揃える
- 自動調整(列の調整)
です
この調整は、一つの表全体に対して調整をします。
一つの表とは、行が連続した表としてあり、罫線の無い改行で区切られていない表のことです。(下図)
図1-4 「高さを揃える」ボタンをクリックすると、現在カーソルがある表全体の高を保持したまま、不揃いになっている行の高さを均等に揃えてくれます。また、高さを揃えたい連続した行を選択すれば、その行だけを均等に揃えてくれます。
図1-5 「幅を揃える」ボタンをクリックすると、現在カーソルがある表全体の高を保持したまま、不揃いになっている列の幅を均等にそろえてくれます。また、幅を揃えたい連続した列を選択すれば、その列だけを均等に揃えてくれます。
これは、表の列が微妙にずれてしまった時には、列幅をきれいにそろえてくれるので、ありがたい機能です。
しかし、複数選択された列幅や、行の高さの平均値で調整されてしまうため、揃えようとする行の高さや列幅が大きく異なる場合は、それぞれの幅が大きく変わってしまうので注意が必要です。
図1-6 「自動調整」ボタンは、3つの機能が準備されています。
- 文字列の幅に合わせる。
- ウィンドウサイズに合わせる
- 列幅を固定する(画像・図形の挿入時)
図1-7 「文字列の幅に合わせる」は、表に入力されている、文字列の幅にセルの幅を自動的に合わせてくれます。(例 図1-7-1)
図1-8 「ウィンドウサイズに合わせる」は、現在の表の列幅の割合に合わせて、表全体をページの幅に合わせてくれます。(セルに余白が設定されている場合は、表の罫線は、ページレイアウトの文字入力可能枠の余白分がはみ出した位置に表示されます。)
図1-9 「列の幅を固定する」は、セルに図形や画像を挿入した時、セルの幅が自動的に広がらないようにする設定です。
セルの配置で文字配置の上、下、左、右、中央を決める
表のセルの中でも、文字の配置を設定することが出来ます。表の中での設定の特徴として、セル内での文字の配置となるため、セルの上、中央、下といった配置の設定ができるようになっています。
それでは設定して見ましょう。
図2-1 文字列の配置を設定したいセルにカーソルを置きます。複数のセルを選択する場合は、上下左右に連続したセルの選択をした場合に設定が可能です。図のように選択した場合には、セルの配置設定はできません。
(図は設定後の結果例として、設定場所を分りやすく示したものです)
図3-1 文字列を配置したい位置の配置ボタンをクリックします。(例では右上)
文字の方向の設定
文字方向は、縦書き、横書きの設定を行います。
図3-2 「文字列の方向」ボタンをクリックします。
現在の文字列の方向が、
- 横書きの場合は、縦書きとなります。
- 縦書きの場合は、横書きとなります。
半角文字列の場合は、縦書きにすると文字が90度回転して表示されますので、全角文字に変更するなど調整が必要です。(例図3-2-2)
セルの配置
- セルの余白の設定
- セルの間隔の設定
が行えます。
図3-3 「セルの配置」をクリックします。
図4-1 「表のオプション」ダイアログボックスが表示されます。
図4-2 セルの余白設定を、上、下、左、右に設定します。この設定は、カーソルのある表全体に設定されます。
図4-3 セルの間隔は、セルとセルの間隔を設定します。この設定は、カーソルのある表全体に設定されます。
以上で、表のレイアウト(セルの配置、セルのサイズ)については終わりです。
表には、他にスタイルの設定、罫線の種類などもありますので、他の機会に説明します。
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