エクセルでよく使う関数、MOD関数を使う
こんにちは、 篠原です。
今日は、エクセルでよく使う関数、MOD関数です。
割り算で余りを求める関数
MOD関数は、割り算の余りを求める関数です。
MODE関数の書式
=MOD(数値,除数)
数値:割られる数です。
除数:割る数です。
では、関数の使用例を見ましょう。
図1-1 MOD関数の使用例です。
ここで注意して見ていきたいのは、MOD関数の戻り値です。数値と除数の関係をよく見てください。
図1-2 引数は、セルの参照で指定しています。数値は(+)、除数は(+)、戻り値は(+)です。
図1-3 引数は、セルの参照で指定しています。数値は(‐)、除数は(+)、戻り値は(+)です。
図1-4 引数は、セルの参照で指定しています。数値は(+)、除数は(‐)、戻り値は(‐)です。
図1-5 引数は、セルの参照で指定しています。数値は(‐)、除数は(‐)、戻り値は(‐)です。
図1-6 引数は、セルの参照と直接数値を指定しています。数値は(‐)、除数は(+)、戻り値は(+)です。
図1-7 引数は、直接数値を指定しています。数値は(+)、除数は(+)、戻り値は(+)です。
図1-8 引数は、数式とセル参照を指定しています。ここでは、除数を「0(ゼロ)」にして、エラーが出る例を表示しています。
以上の結果から、引数に符号が付いている場合は、除数の符号により、戻り値の符号が決まるということです。つまり、除数が(+)の場合は(+)の戻り値となり、除数が(‐)の場合は(‐)の戻り値になります。符号に左右される計算を行う場合は注意が必要です。
MOD関数の使用例
ここでは、MOD関数を使って、簡単な金種表を作ってみます。
使う関数は、INT関数とMOD関数です。
考え方は、
ーーー与えられた金額をINT関数を使い金種額(10000,5000,1000のことです)で割る。=INT(金額/金種額)(金種額の枚数となる)
- 与えられて金額をMOD関数を使い金種額で除し、余りを求める。この戻りとを、次の金種求めるための金額にする。これを全ての金種に繰り返せば、与えられた金額の金種が求められます。
作成例を載せておきます。
図3-1 金種表の関数式の入力例です。
Excelファイルを参考までにアップしておきますので、ご覧になりたい方は、ここからダウンロードしてください。
kinshu.xlsxサンプルファイルがダウンロードできます。
以上で、エクセルでよく使う関数、MOD関数については終わりです。
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