2013.06.21
カテゴリ:EXCEL
エクセル2013の新機能「フラッシュフィル」を使う
こんにちは、 篠原です。
今日は、エクセル2013の新機能「フラッシュフィル」を使う。
この操作は、マイクロソフトOfficeのエクセル2013で行います。
規則性のあるデータを自動的に入力する
「フラッシュフィル」は、今まで関数で処理していた処理を、データの入力パターンをエクセルが判断して、自動的に列のデータを結合してセルに入力してくれる機能です。
同様の関数としては
- =文字列&文字列
- =CONCATENATE(文字列1,文字列2,…)
が該当します。
フラッシュフィルの機能を使ってみます。
- 図1-1 仮想の氏名サンプルを準備しました。この情報は、姓と名の組み合わせを機械的に発生させたものです。実在の個人とは一切関係がありませんので、ご了承くださいね。
- 図1-2 サンプルデータに隣接するセルの先頭行に、「姓」と入力します。この「姓」は隣接するセルのタイトルの「姓」と一致させます(一致させなくてもOKですが、ここではこのようにします)。
- 図1-3 「姓」の右隣のセルに「名」と入力します。
- 図1-4 セルC2に「仲村」と入力しえENTERを押します。
- 図1-5 「データ」タブの「データツール」グループの「フラッシュフィル」ボタンをクリックします。
- 図2-1 B列のデータから「姓」に該当するデータがC列に一気に入力されます。
- 図2-2 「フラッシュフィルオプション」が出て来ますので、クリックすると、メニューが表示され、操作を元に戻したり、セルを選択したりできます。
- 図4-1 セルE1に「生命」とタイトル名を参照元と異なるタイトル名を設定して見ます。
- 図4-2 隣接するセルと同じデータを入力していきます。しかしこれでは、自動的にセルのデータの結合は起こりません。
ここで、図1-5の「フラッシュフィル」ボタンをクリックすると、一気にデータが入力されます。 - 図4-3 更に隣のセルに、参照するセルとタイトル名が同じになるように入力します。
- 図4-4 参照セルと同じデータの「姓」に相当する部分まで入力します。そうすると、自動的に「名」に該当するデータが表示され、更に、直下以降のセルには同じパターンが予測される姓名のデータがセルに表示されます。
ここでENTERを押すと、入力中のセルのデータが確定されます。更にENTERを押すと、直下以降のデータが一気に実行されます。これが、参照先の列のタイトル名と、参照元のタイトル名を同じにする理由です。タイトル名が異なる場合は、この動作は起きません。全自動的でフラッシュフィルが実行されるか、動作支持を出して実行させるかの違いです。
- 図5-1 フラッシュフィルが確定した結果です。
ここで、フラッシュフィルの規則について、分かった範囲のことを記載しておきます。- セル内のデータの分割と結合が出来る
- 参照先のセルと参照元のセルは隣接している必要なはいが、途中に空白列があってはいけない
- セルのデータを結合する場合、2列以上でも結合できる
- 最初に入力されたデータの入力パターンが以降に自動入力されるデータのパターンに影響する
- 参照元に無いデータを最初のデータに入力した場合は、定数となり、入力パターンに合わせて、自動入力される
- 参照元の列タイトルには、参照先の列タイトルにある文字列を設定すると自動的にフラッシュフィルが実行される
- セルのタイトル名と異なる文字を使用した場合は、フラッシュフィルボタンをクリックして実行する
- 図6-1 3列を結合した例です。
- 図7-1 最初に入力された文字列パターンに合わせてフラッシュフィルが実行される。文字列の最後に定数も付加される。
- 図8-1 文字列の先頭に定数を付加して、フラッシュフィルが実行される。
- 図9-1 文字列の先頭、途中に定数を付加してフラッシュフィルが実行される。
関数を使わないで、これだけのことが出来ます。便利になりましたね。
以上で、エクセル2013の新機能「フラッシュフィル」を使うは終わりです。
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Tag: Office2013 EXCEL2013 フラッシュフィル EXCEL2013新機能 セルデータの結合 セルデータの分割