ふりがなを自動入力する Part1
こんにちは、 篠原です。
今日は、Access2010で、「ふりがな」が欲しいフィールドに対して、「ふりがな」フィールドを設定して、自動的にふりがなを入力する方法です。
ふりがなプロパティを設定する
ふりがなを自動設定する場合は、ふりがなを格納するフィールドが必要になります。
例えば、「商品名」に対して「商品名かな」などのように対応するフィールドを準備します。
実装に仕方には2通り考えられますので、紹介します。
今日は、テーブル定義による方法です。
テーブル定義の中フィールドプロパティ「ふりがな」で設定する
図1-1 テーブルをデザインビューで開き、テーブルのフィールドを定義します。例では、「商品名」と「商品名かな」を定義し、「商品名かな」に商品名のふりがなを設定するようにします。
図1-2 「商品名」フィールドを選択します。
図1-3 「ふりがな」フィールドプロパティを選択し、「商品名かな」と入力します。
図2-1 フィールド「商品名かな」、つまり、ふりがなを入力するフィールドをクリックします。
図2-2 「IME入力モード」フィールドプロパティを全角カタカナに設定します。
テーブルを保存します。
設定は、これで完了です。ふりがなは、全角カタカナで入力されるようになります。
図2-3 テーブルのデータシートビューでテーブルを開いて「商品名」に文字を入力すると、「商品名かな」にカタカナが入力されます。
ふりがなには、「全角ひらがな」、「全角カタカナ」、「半角カタカナ」が設定できるようになっています。
例えば、ふりがなを
- 「全角ひらがな」にする。-->「商品名かな」のIME入力モードを「ひらがな」に設定
- 「全角カタカナ」にする。-->「商品名かな」のIME入力モードを「全角カタカナ」に設定
- 「半角カタカナ」にする。-->「商品名かな」のIME入力モードを「半角カタカナ」に設定すれば、ふりがなは指定した文字種別で入力されるようになります。
ふりがなウィザードを使用して、設定する方法もあります。
図3-1 「商品名」フィールドのふりがなプロパティの「…」をクリックするとふりがなウィザードが起動します。
図3-2 「既存のフィールドを使用する」に「商品名かな」を設定します。
図3-3 ふりがなの文字種を設定します。
図3-4 「完了」をクリックします。
図3-5 変更確認が出ますので「OK」をクリックします。
以上で、ふりがなの自動入力の設定は終わりです。次回は、フォームでふりがなの自動入力を設定する方法です。