パスワードより安全、Windows10でPINを使ってみる
こんにちは、 篠原です。
今回は、Windowsのログイン時に使うPIN(パスワードの代わりになる数桁の数字)についてです。
PINてなに?
Windowsにログインする際には、IDとパスワードを入力してログインするのが一つの方法ですが、Windows10になってからは、PINでのログインが推奨されるようになりました。
PINとはPersonal Identification Number(個人 識別 番号)といわれるものです。
では、なぜPINでのログインが推奨されるのでしょうか。
それは、Windows10のインストール時に表示される「パスワードは時代遅れです」と言われるように、今まで当たり前にパスワードを入力していたことが、「安全」という観点からみると「安全ではなくなってきた」ということなのです。
インターネットを利用する際のユーザーIDとパスワードのセットはインターネット上に保管され管理されています。これらのセットが第三者に知られてしまうと、当然ですが、成りすましてログインされてしまいます。
PINではどうなるかというと、PINはインターネットを利用する際でも、PINはあなたの手元にあるパソコン(端末)とセットにされてローカルな場所(パソコン内)で管理されているため、たとえ第三者があなたのユーザーIDとPINを知り得たとしても、第三者の端末からあなたに成りすましてサービスにログインするごとが出来なくなっています。
PINはより安全
これらのことから、PINを使うことが有益であることは理解いただけのではないでしょうか。
わたしも、数か月前からですが、WindowsのログインにはPINを使うように変更しました。
ということで、PINの設定の仕方を見てみましょう。
この操作は、Windows10で行います。
PINを設定する
- 1-1 スタートメニューから「設定」をクリックします。
- 1-2 「設定パネル」が表示されます。
- 1-3 「アカウント」をクリックします。
- 1-4 「アカウント」ウィンドウから「サインインオプション」を」クリックします
- 1-5 「PIN」項目の「追加」をクリックします。
- 1-6 「パスワードを再入力してください」ウィンドウが表示されるので、現在サインインに使用しているパスワードを入力します。
- 1-7 「サインイン」ボタンをクリックします。
- 1-8 「PINセットアップ」ウィンドウが表示されます。
- 1-9 「新しいPIN」のテキストボックスに、PIN(数字しか入りません)を入力します。4桁以上(1~3桁は指定できません)の自分で決めた数字を入力します。同様に下のテキストボックスにも確認のため、直前に入力したPINを入力します。
桁数は、4桁から6桁くらいが利用しやすく覚えやすいですよね。記憶力に自信のある方はもっと長くても構いませんが、入力の手間がかかりますね。最大は64桁まで入るようです。 - 1-10 「OK」ボタンをクリックします。
- 1-11 PINが設定され、サインインオプションウィンドウに戻ります。
PINグループの表示内容が図1-4と少し変わっています。 - 1-12 PINを忘れてしまった場合は、再設定ができるようになっています。
「PINを忘れた場合」のリンクをクリックします、
- 1-13 「続けますか」のウィンドウが表示されます。
- 1-14 「続行」ボタンをクリックします。
- 1-15 「PINのセットアップ」ウィンドウが表示されます。
以降は図1-8から図1-11までと同じ操作を行います。
- 1-16 PINを変更する事も出来ます。
PINグループの「変更」ボタンをクリックします。
- 1-17 「PINの変更ウィンドウが開きます。」
- 1-18 1番目のテキストボックスには「現在設定されているPIN」を入力します。
- 1-19 次に、新しく設定するPINを入力し、さらに、確認のため新しいPINを入力します。
- 1-20 「OK」ボタンをクリックします。
- 1-21 新しいPINが設定され、サインインオプションウィンドウに戻ります。
以上で、PINの設定についての操作は終わりです。
PINは数字で構成され、私用するパソコンに関連付けられているものですから、従来のパスワードよりは、単純で覚えやすく入力しやすい特徴を持っています。
今までのパスワード入力が面倒だと感じている方は、お試しになってはいかがでしょうか。
しかし、このPINはWindowsのサインインについて使用されるものですから、他のサービスのサインインなどに共通で使うことはできません。
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