エクセルでよく使う関数、MAX関数とMIN関数
こんにちは、 篠原です。
今日は、エクセルでよく使う関数、MAX関数とMIN関数です。
最大値と最小値を求めるMAX関数とMIN関数
MAX関数の書式
=MAX(範囲1,範囲2,・・・・・,範囲255)
範囲は、A2:A15だけではなく、数値や、範囲名などの指定ができます。
MIN関数の書式
=MIN(範囲1,範囲2,・・・・・,範囲255)
範囲は、A2:A15だけではなく、数値や、範囲名などの指定ができます。
MAX関数は、引数に指定された範囲の中で、最も大きな数値を返します。
引数の中に、文字列、空白、論理値(trueやFalse)が入っている場合は、これらのデータは除外されます。また、エラー値が有る場合はエラーを返します。
MIN関数は、引数に指定された範囲の中で、最も小さい数とを返します。
引数の指定方法は、MAX関数と同様の条件で値が返されます。
では、例を見てみましょう。
図1-1 MAX関数とMIN関数の例です。数式の引数の指定の仕方は、前に掲載したAVERAGE関数と同じですね。
図1-2 MAX関数の例です。引数は、セルの範囲を指定しています。、
図1-3 MIN関数の例です。引数は、セルを一つずつ指定しています。
図1-4 MAX関数の例です。引数は「X範囲」という範囲名を指定しています。
図2-1 図1の計算式の結果の画面です。B列は、MAX関数、MIN関数の結果をもとに、条件付き書式機能の「指定の値に等しい」という条件を使って、該当するセルに色が付くように指定しています。
図2-2 引数の範囲に「論理値」が有る場合の例です。論理値は計算から除外されています。
図2-3 引数の範囲に「エラー値」が有る場合です。結果はエラーが返されています。
図2-4 引数の範囲が「全て数字以外」の場合です。結果は、「ゼロ(0)」が返されます。
関数の書式は、簡単です。覚えやすい関数ですよね。
MAX関数とMIN関数の利用にし方
どのように利用するかは、結果を使って、どこにその最大値や最小値が有るかを見やすく表示するとか、売り上げトップの金額や、一番売れなかった商品とか、利用の目的は様々でしょう。数字の大小を見るだけでなく、それをどう表示するか、どのように目立たせるかを考えれば、利用範囲は広がっていくと思います。
以上で、エクセルでよく使うMAX関数とMIN関数は終わりです。
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